規律とトレーダー 相場心理分析入門 (ウィザードブックシリーズ)
マーク・ダグラス
パンローリング
売り上げランキング: 81,181

投資をしていれば、みんなこういう経験があるはずです。

買った途端に下げて来た!
どんどんどん、下げて含み損が嵩んでいく・・・

そして、ついには耐えきれなくなり、損切り。

損切りした次の日、爆上げ!

まーよくある話です。
しかし、これが投資をする人間の心理を表しています。

投資というと、みんな手法に拘ります。
または銘柄。

だから血眼になって、稼いでいる人の買っている銘柄を知りたがるんですよね。
そりゃそうでしょう。

ただ、稼いでいる人と同じ銘柄を、買ったとして同じように稼げないのが投資の不思議なところ。

例えば、少し利益が出たら、どういう対応を取るか。

もしかしたら明日暴落するかもしれない。
とおもって、すぐに利益確定する人。

いやいや、まだまだ上がるでしょう。と持ち続ける人。

思惑とは逆方向に株価が動いて、何だよ!これ!推奨って嘘ばっかりじゃねえか!と怒る人。
そこで損切り人と、あきらめて株価が戻るまで塩漬けにする人。

このように同じ銘柄を同じタイミングで買ったとしても、投資する人間の心理状態というのが非常に大きいのです。

この本の中で著者はいっています。

自己責任を確立するために自らのトレーディングルールを作成することは、マーケットで最後に笑うための第一の条件である。

実際、私も稼げていない時は、あまりルールが明確ではありませんでした。
何となく明日上がるかも。とか。

YAHOOファイナンスの明日の株予測をみて、日経平均があがりそうなら買いとか、そんな感じでした。

しかし、自分で自分のトレードルールを確立させ、それに従っているうちに稼げるようになってきたのです。

規律とトレーダー 相場心理分析入門は、著者がCME(シカゴマーカンタイル)取引所で破産した後、
考え直し、復帰するための原動力が書かれています。

途中、精神の分析がずらずら出て来て、思わず飛ばしましたが(笑
概ね、トレードをする上で納得でき、また自分のトレードに有益な本でした。

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