様々な会社から販売されているシステムトレードソフト。
どれを選べばいいのか。
幾つかポイントがあると考えています。
とりあえず、Webサイトの紹介文や見た目から以下のソフトに絞り込みました。
すべて有料です。
比較ポイント
システムトレードソフトを比較するにあたり、どういったポイントで比較したのか。
資金管理機能運用(資金の金額分散)
資金管理機能があるかということ。資金管理機能というのは、例えば100万円で運用する場合、買える株に当然限りがあります。
A株を買っていれば、B株にシグナルが出たとしても買えるわけないのです。
そういった資金管理機能があるかということ。
マルチストラテジー(複数の売買ルールでバックテストできる)
これも重要ですね。
例えば、買い前提のストラテジーで検証したとします。
空売りはできないんですよね。
もし複数の売買ルールで検証できたとしたら、高値なら空売り、安値なら買い、というような戦略ならどうかということを検証可能なんです。
価格
ソフトの価格です。
結構高額な商品が多いので大事ですね。
株価データDL
システムトレードの検証には株価データが必要です。これは毎日更新する必要があるのですが、ソフト代とは別途かかるソフトが多いのです。
馬鹿にならないランニングコストなので気をつけるべきです。
テクニカル指標
RSI、MACD、ストキャスティクスといったテクニカル指標です。
これが多いほど良いですよね。本などで出てくる指標を元にシステムを組めるわけですから
売買ルール開発ストラテジーの開発
売買ルールのストラテジー開発をどのようにできるか。
検証(バックテスト)
バックテストはやりやすいか。
分析
分析はやりやすいか。バックテスト結果として、損益率や勝率、グラフと言った情報が表示されるか
シグナル
どのようにシグナルが出るのか。
売買指示
現実的な売買指示ができるか。
比較表
ソフト名 | イザナミ | シストレ魂 | パイロン | シストレの達人 | |||
URL | http://www.izanami.jp/top.html | http://kabu-trading.com/saitekikinou.html | http://www.pylonsoft.com/product/sshot.html | http://sys-tatsu.com/ | |||
資金管理機能運用(資金の金額分散) | 個々人の資金量を考慮したバックテストが可能 | シストレ魂でも資金管理機能を有したバックテスト(自分の資金量を考慮したバックテスト)が実施できる | 個々人の資金量を考慮したバックテストが出来ない | 資金管理機能を有したバックテスト(自分の資金量を考慮したバックテスト)が実施できる | |||
マルチストラテジー(複数の売買ルールでバックテストできる) | 複数の売買ルールに対して並行運用した場合の検証にも対応 | 複数のルールを同時並行で稼働させたバックテストが可能
最大で6つのルールまで |
上場している日本株の全銘柄を同時並行に分析できる | ||||
価格 | 158,000 | 157,000 | 126,000 | 189,000 | |||
株価データDL | バックテスト可能な期間が2000年から イザナミには株価データが付属しており、更新料などの負担はなし |
1990年から | |||||
テクニカル指標 | 多い | 多い | 少なめ | ||||
売買ルール開発ストラテジーの開発 | パレットアルゴという方式で直感的に操作できる | 2つのテクニカル指標を指定して、その大小比較で条件設定ができる「一次式条件」という設定できる | 様々な条件を組み合わせて作成可能 | ||||
検証(バックテスト) | 簡単な数値入力やマウス操作だけでバックテストができる | 簡単な数値入力やマウス操作だけでバックテストができる | |||||
分析 | 細かいバックテスト結果を出力可能 | 細かいバックテスト結果を出力可能 | |||||
シグナル | 出せる |
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売買指示 | 売買指示機能は、バックテストどおりにトレードしていくことを前提としているため、何らかの理由でバックテストどおりにトレード出来ないことがあった場合、実トレードに即した売買指示を出せずに支障がくる | 検証くんと同程度の機能を有しており、自分のポジション状態を踏まえた売買指示が出る | シス達の売買指示機能は、買い条件や売り条件に満たす銘柄をスクリーニング出来るだけの機能となっており、自分のポジションという重要な部分が考慮されていない | ||||
備考 | 上場している日本株の全銘柄を同時並行に分析できる
ソフトで標準装備されていない時系列データをCSVファイル形式で用意することで、従来のテクニカル分析では利用できなかったタイプの分析も可能 例「NYダウが100以上下がっている」「金曜日でない」「仏滅でない」「日経平均の10日移動平均乖離率が-7%以上」などが可能 |
ユーザ自身が過去データを用意しさえすれば、日本株以外のトレード対象(例えば、225先物やFX)の分析も可能になるということで、日本株以外のシステムトレーダーにも利用価値が高いソフト | ユーザ自身が過去データを用意しさえすれば、そのデータを使った条件設定が可能になります。たとえば、NYダウの値動きなどを使ったストラテジーの検証が可能。
作者が有名なトレーダーである斎藤正章氏であり、本の通りに作成できる |
検証結果
個人的には、イザナミがもっとも素晴らしかったです。
使いやすく、株価のDL料金がかからない。
どれも体験版をDLできるので、ぜひ自身の手で検証してみてください。