パンローリング
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投資をしていれば、みんなこういう経験があるはずです。
買った途端に下げて来た!
どんどんどん、下げて含み損が嵩んでいく・・・
そして、ついには耐えきれなくなり、損切り。
損切りした次の日、爆上げ!
まーよくある話です。
しかし、これが投資をする人間の心理を表しています。
投資というと、みんな手法に拘ります。
または銘柄。
だから血眼になって、稼いでいる人の買っている銘柄を知りたがるんですよね。
そりゃそうでしょう。
ただ、稼いでいる人と同じ銘柄を、買ったとして同じように稼げないのが投資の不思議なところ。
例えば、少し利益が出たら、どういう対応を取るか。
もしかしたら明日暴落するかもしれない。
とおもって、すぐに利益確定する人。
いやいや、まだまだ上がるでしょう。と持ち続ける人。
思惑とは逆方向に株価が動いて、何だよ!これ!推奨って嘘ばっかりじゃねえか!と怒る人。
そこで損切り人と、あきらめて株価が戻るまで塩漬けにする人。
このように同じ銘柄を同じタイミングで買ったとしても、投資する人間の心理状態というのが非常に大きいのです。
この本の中で著者はいっています。
自己責任を確立するために自らのトレーディングルールを作成することは、マーケットで最後に笑うための第一の条件である。
実際、私も稼げていない時は、あまりルールが明確ではありませんでした。
何となく明日上がるかも。とか。
YAHOOファイナンスの明日の株予測をみて、日経平均があがりそうなら買いとか、そんな感じでした。
しかし、自分で自分のトレードルールを確立させ、それに従っているうちに稼げるようになってきたのです。
規律とトレーダー 相場心理分析入門は、著者がCME(シカゴマーカンタイル)取引所で破産した後、
考え直し、復帰するための原動力が書かれています。
途中、精神の分析がずらずら出て来て、思わず飛ばしましたが(笑
概ね、トレードをする上で納得でき、また自分のトレードに有益な本でした。
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