良本です。

特にテクニカルを重視する人向きでしょう。

テクニカル指標というものが数多くありますが、これらは株価と出来高を元に作られているのです。

しかし、その出来高というのは、なかなか理解されていない。
私もこの本を読むまで、そこまで気にしてなかったのですが、読んでみて、はっとしました。

まさに目から鱗が落ちたと言う奴です。

出来高は、買いと売りの取引が成立した数です。
つまり、出来高がおおければ多いほど、その銘柄が注目されており活況にあるといえます。

活況にあると言うことは、普通、株価はその出来高に比例して、上がるか、下がるかしなければなりません。

しかし、例外があるのです。
出来高がとてつもなく多いのに、あまり上がらない。
下がらない。

これは一体どういうことか。

逆に出来高がないのに関わらず、とてつもなくあがったり、下がったりすることもあります。

これはどういう意味を表すのか.

著者はこれをマーケットメーカーによる仕業といっています。
我々日本人からすると、仕手筋、大口、機関投資家、外国人などといわれます。

これを読むと彼らのやり口に絶望し、そして脱帽します。

そして、追随できないかと考えるのです。