1:2014/03/02(日) 10:01:41.51 ID:

「税金がタダになると聞いて口座を作って株式投資を始めたのですが、買った株が
さっそく値下がりしてしまいました。どうすればいいのか証券会社の担当者に相談すると、
このまま持ち続けたら、損したうえ、しかも課税される可能性があるというのです。
『非課税』だというのに、『課税される』とは矛盾している。はじめに知っていれば
やっていませんでした。NISAのバカヤローですよ」

そう語るのは元商社マンの大桑雄介氏(仮名、64歳)である。今年1月からスタートした
「少額投資非課税制度=NISA」を始めたら、思わぬ落とし穴にはまり頭を抱えている。

NISAは、株や投資信託などを売買する際に、その売却益、配当金、分配金にかかる
約20%の税金が原則5年間免除される制度である。「税金がタダになる」ということで
証券会社や銀行の窓口には新規口座開設を希望する顧客が殺到、NISA口座はこの1月に
500万口座を突破する勢い。2月13日には「NISAの日」ということで、証券各社が
セミナーやイベントを開くなど大騒ぎだ。

一方で、制度の不備が多く、口座開設者たちからはさっそく不満の声が出ている。
ライフカウンセラーの紀平正幸氏も言う。

「NISAは投資で儲かった時には非課税というメリットがありますが、儲からなければ
メリットがないどころか、デメリットがたくさんあります。NISAを利用したために
損をするというケースが続出する恐れもあります」

前出・大桑氏のケースがその好例だが、それにしても、非課税を謳う制度を利用した
ことで逆に損が膨らんでしまうのはなぜか。

NISAは原則5年間だけ非課税と期間が決められており、買った株などは期間中いつでも
売れる。ただし、期限が来たら株を売却するか、NISA口座から課税される一般口座に
移さなければいけない。

仮に当初100万円で株を購入し、期限が来た時に値下がりして50万円になっていたと
すると、損切りをしたくなければ一般口座に移すことになる。(※続く)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38458

2:2014/03/02(日) 10:02:08.80 ID:

>>1

の続き

「ここに罠があります。NISA口座から一般口座に移した時点で、100万円ではなく、
50万円でその株を購入したとみなされてしまうからです。その結果、口座を移した
後に株価が100万円に回復してから売ろうとしても、利益が50万円出たとして20%
=10万円の税金がかかってしまいます。仮に60万円で売った場合は、すでに40万円
損をしているにもかかわらず、50万円から10万円のプラスになっているため、さらに
2万円の税金を支払わなければいけません」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)

初めからNISA口座ではなく一般口座で買っていれば、100万円で買った株を100万円
で売っても60万円で売っても、税金はかからない。NISAに手を出したがため、本来
払う必要のなかった税金を余計に支払うことになるのだ。

「通常の株取引には損益通算という仕組みがあり、年間の株取引で儲けた分を損した分
と相殺して、払い過ぎた税金を取り戻せます。損益通算した上で、まだマイナス分が
残っている場合は、それを3年間繰り越すこともできます。しかし、NISA口座では
損益通算も3年間の繰り越しもできません。そのため、一般口座で取引をしていたら
税金がかからなかったのに、NISA口座のため税金が発生するということが起こりえます」
(前出・紀平氏)

いかにも儲かりそうな宣伝文句でアピールしておきながら、いざフタを開けて見れば
欠陥だらけなのである。しかも、NISAがスタートした1月から日本株は急落劇に見舞われ
ているため、「大損予備軍」が大量発生している形である。

※まだまだ続きますが割愛します。全文はソース記事をご覧ください。